手ぶらが好き

手ぶらが好き

私はいつも、手ぶらで行動しています。街を歩いているとバッグを手に持ってる人がいますよね? ああいうのは苦手です。邪魔に感じてしまうのです。何をするにも。

高校生の時から「もう、バッグとかじゃまだなぁ」って思うようになり手ぶらで行動するようになりました。学生時代に手に何か持ってどこかに出かけるなんてのは、旅行に行く時くらいしか無かったんじゃないかな?

通学の時も当然手ぶらです。勉強道具? それは全て学校に置いてありました(笑) 教科書やノートを持ち帰ったのはテスト前期間くらいでした。持ち帰ってもあんまりしませんでしたけど。

高校生時代の私には「勉強は学校でするもの!」という持論があって、家では滅多に勉強しないと決めていたんです。これは決して怠けからくる考えではなく、家でも勉強できると意識したら学校内での勉強に力が入らないという考えからくるものです。当時はなかなか賢い考えでは無いかと勝手に思っていました(笑)

なので勉強は家ではせず、どうしても授業だけでは勉強が足りないなと感じていたら、放課後に図書室や部室を利用して勉強していました。これでそこそこいい成績を確保していました。

学年順位でいうと中の上って位の成績でしたけど。私はそんなに勉強に主体を置いていなかったので、それくらいで十分満足でした。

大学生になっても手ぶらです。さすがに高校時代のように勉強道具一式を大学内においていくことはできませんでしたが、通学に原付スクーターを利用していたので、ほとんど手ぶらのようなものでした。荷物を手に持つのは、駐輪場から校内までだけでしたから。

働き出してからは一層、手ぶらですね。仕事柄特に持ち歩かなければいけないようなものは無いので、楽なものです。

電車にたまに乗ると、サラリーマンの方がノートパソコンやら書類を持ち歩くために大きくて重いビジネスバッグを手にしていますが、あの装いを私がやらなくてはいけないとなったら、仕事やめますね(笑)

手ぶらの何がいいかといえば、とにかく身軽で自由な気持ちになれるのです。私は外出する時は常に自由な気持ち出なければ満足できないのです。バッグに色々詰め込んで持ち歩いていると、その中身を意識してしまって満足を得られません。

例えば、バッグに本が入っていたら、暇なときに読書できますよね。音楽機器があれば音楽鑑賞が、ゲーム機が入っていれば遊べます。勉強道具が入っていればその場で勉強できます。

これらは便利といえば便利なのですが、出先や移動中にまで気にして行なうようなことではないと私は思うのです。物に束縛されず、のんびり手ぶらで心も頭も手ぶらのように軽い気持ちでいるのが、私は好きなのです。

エヌワン値引き

明日から来なくていいよ

明日から来なくていいよ、なんて言われたら私なら自分の存在価値のなさに引きこもりになってしまうかもしれません。とても優しいのに針のむしろのような言葉です。

一度、学生時代にアルバイトをしていた時に「明日から来なくていいからユニフォーム置いていきなさい」と言われた男の子を見たことがあります。なんとも言えませんね。

ああいう光景を見た後はとても後味の悪い気持ちになったものでした。一時でも一緒に働いた仲間でしたからね。

誰に対してもそんなことが行われていたわけではなく、その男の子は特別出来が悪いというか、覚えられない子でした。そういう人に根気良く教えられる時間がなかったのです。

とにかく忙しいことが売り、のようなお店でしたので、出来ない人は自然とやめていくことが多かったものでした。男の子は出来ないことにも気づけない人だったのです。

自分が昼間の忙しいときに仕事をしていることが、一生懸命な姿が、余計周囲に迷惑をかけることになっていたことを。

とても残酷な言い方ですが、事実そういうことが起こってしまうのが人間の社会です。だからといって、その男の子が悪いことは何もありません。

ただ、働く場所を間違えたというだけです。人には得手不得手が必ずあります。てきぱき動くのが好きな人、じっくり腰をすえてやるのが好きな人、様々です。

私はてきぱき派ですが、逆に細かくて集中力の求められる作業は大の苦手です。頭が沸騰しそうになります。

一度、工場で洗剤を包装紙で包む、という仕事をしたことがありました。1日だけのアルバイトだったのですが、2時間ですっかり根を上げて帰ってきてしまいました。

もう無理です。今日のお給料は要りませんからどうか帰してください!と懇願しました(笑)今思えば笑い話ですが、その時は結構へこんだものです。

なんでも出来ると思っていた傲慢な自分がいましたから、出来ない仕事が目の前に出てきて、それがなんとも自尊心を傷つけるものでした。

来なくていいよといわれた男の子も、自尊心を深く傷つけられたことでしょう。特に学生時分でしたから、後々まで引きずることになったかもしれません。

それから彼に会うことはありませんでしたが、噂によれば工場でネジ製造の細かい作業をしているんだとか。恐らくその方が向いていたのでしょう。

自分に向いている仕事は必ずあります。無理だと思うなら、体と心が反応してくれます。そのときは潔く受け入れるべきだと私は思います。